皆さんは家具の固定を行っていますか。
家具の固定をしていないと、せっかく耐震リフォームをしても効果が半減するかもしれません。
どうせなら、災害時の安全性を高めたいですよね。
今回は耐震固定の方法を西東京市の耐震リフォーム専門会社が紹介します。
自宅を耐震化したいとお考えの方の中には意外と、家具も固定した方が良いことを知らない方がいます。
では、なぜ家具を固定した方が良いのでしょうか。
それは、地震が起きたときの負傷原因の30%から50%を家具などが倒れることが占めているからです。
実際に新潟県中越地震が発生した時に約9割の家庭で家具の転倒や落下が起きたというデータがあります。
また、家具の転倒や落下の下敷きになるだけでなく、つまづいたり、割れた破片で皮膚を切ったりする二次災害が起こる可能性もあります。
このようなデータから、家具の固定はしておいた方が良いと言えます。
ここからは、家具を固定する際に知っておきたいポイントをご紹介します。
1つ目は安全な空間を確保することです。
ここでは、家具の配置で工夫できる例を紹介します。
・避難経路になるであろう場所には物を置かない
・寝る部屋には出来るだけ家具を置かない
・火事を避けるために火を扱う周辺に家具を置かない
・重心を下げると転倒しにくくなるので、重いものを下にする
2つ目は家具を固定する方法についてです。
固定する際は基本的にL字の金具で柱にねじをうちこみます。
この際に、特に大切なポイントは寝室、滞在する時間が長い部屋、避難経路の近くにある家具を強固に固定することです。
また、ねじをうちこむ場所も重要です。
壁だったらどこでも良いわけではありません。
ねじをうちこむ場所は壁を支えている間柱(壁の裏にある骨組みの柱)にすると、きっちり固定されます。
普段は壁の裏にある間柱は見えませんが、ある方法で探せます。
それは、壁を「コンコン」と軽くたたいて、音が変わる場所を探すというものです。
作業自体は地道に感じますが、この作業をするのとしないのとでは強度に大きな差が生まれます。
今回は耐震固定の方法を耐震リフォーム専門会社が紹介しました。
恐らく皆様にも家具を固定することの大切さを理解していただけたでしょう。
当社は西東京市を中心に無料で耐震診断をしていますので、お気軽に当社へご相談ください。